不妊症の原因
女性側
1)卵管障害
卵管が詰まったり細くなっていたりすることにより、受精ができないケースです。クラミジアなどの性感染症や子宮内膜症が原因で起こると言われます。
2)排卵障害
何らかの原因で、卵胞の発育がなかったり、排卵ができないケースです。
3)子宮異常
受精卵がうまく着床できなかったり、着床しても流産する場合があります。子宮筋腫、子宮内膜症、子宮の形態異常なども原因となる場合があります。
上記のほか、現在の医学では原因が分からない「機能性不妊症」も男女双方に存在します。
不妊治療では、スクリーニング検査と呼ばれるいくつかの検査を経て、原因を確認します。原因に合わせて最適な治療を行っていきますが、お身体やお仕事、またはご家庭のご事情を考慮したうえ、治療方針を立てさせていただきます。
男性側
1)性交障害
男性器の機能の問題により、性交、射精にいたらないケースです。
2)精子異常
精子数が少ない、運動率が低い、奇形が多い、精子が作られないなどが原因です。様々な原因により、精巣の機能が低下することがあります。

不妊治療の流れについて
段階的な治療に関して、確認して歩んでいきましょう
当院では、「不妊症とは何か」、「不妊症の検査・治療とは何か」、きちんと理解していただいた上で診療に取り掛かりたいと考えております。
そこで、当院では、院内での説明やzoomでの説明会なども開催しています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談してください。

不妊治療の流れ
不妊治療の流れ
検査~顕微授精まで
一般不妊治療は大きく分けてタイミング療法と人工授精の二つがあります。排卵誘発剤の使用の有無などさらに個別の違いが出てきますが、排卵時の治療としてはこの2種類です。
【タイミング療法】
医師が排卵日を予測して性交渉のタイミングを指導することで、妊娠の確率を高める不妊治療の一種です。
【人工授精】
女性の排卵の時期に合わせて、男性(パートナー)の精液を子宮内に直接注入する不妊治療法です。

3つのステップ
3つの段階をご用意しています
タイミング療法~体外受精
当院は、基本的な治療スケジュールにのっとり、負担の少ない治療からお勧めしたいと考えています。ただ、治療を受ける方にはそれがもどかしく感じたり、やりすぎと感じることがあるかもしれません。どのように治療を進めたいのか、ご夫婦で常に話し合い、その方針を私たちにお伝えください。一緒に治療方針を考えていきましょう。

治療方法・周期と妊娠率
状況を見た処置期間と回数があります
不妊治療は一般的に3段階のステップで行いますので、ひとつの方法で妊娠に至らなくても別の方法を試すことができます。
ただし不妊の原因によっては、2段階目あるいは3段階目から始める場合もあります。
不妊治療のステップは、基本的な治療から高度な治療へと進みます。ステップアップするごとに、自然な妊娠からは遠ざかり、通院回数や時間的な制約、身体への負荷、費用などが増えていきます。
現在は、補助金制度も充実しつつあり、補助金に関する情報提供も行ってまいります。
